【注目雑誌】世界 2024年1月号

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タイトル 世界 2024年1月号
著者 岩波書店
出版社 岩波書店
発売日 2023年12月8日
税込価格 1,045 円
【特集1 ふたつの戦争、ひとつの世界】
 2022年2月24日、世界中が「いま、なぜ」と問うなか始まったロシアのウクライナ侵攻。その終わりはいまだ見えず、戦禍は拡大している。2023年10月7日に起こったハマスの襲撃が引き金となり、イスラエルはガザ地区への凄惨な攻撃を開始した。人質解放のための束の間の「戦闘休止」は平和に結実するのだろうか。
 私たちが生きている世界では、いまも人が殺し、殺されている。その現実を直視しつつも、けっして平和をあきらめないために。停戦への道と世界のこれからを考える。

【特集2 ディストピア・ジャパン】
 世界各地で戦火がやまないなか、日本はそれでも平和を享受している――。それは事実なのか?
 上がらない賃金と長時間労働、ジェンダーギャップ指数125位、横行するハラスメント、G7最下位の報道の自由度、根深い外国人差別……。
 同じ人間であるにもかかわらず、人間が貶められる現実が広がってはいないか。それは「平和」なのだろうか。私たちの足もとのディストピアを見つめる。




《目次》
特集 1┃ふたつの戦争、ひとつの世界
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〈インタビュー〉
ガザ、人類の危機──それでも守るべき価値とは
中満 泉(国連事務次長、軍縮担当上級代表)、聞き手=国谷裕子(ジャーナリスト) 

国際法と学問の責任──破局を再び起こさないために
根岸陽太(西南学院大学) 

この人倫の奈落において──ガザのジェノサイド
岡 真理(早稲田大学) 

イスラエルの焦り──この戦争に終わりはくるのか?
錦田愛子(慶應義塾大学) 

正義論では露ウ戦争は止められない──ウクライナからカラバフへ、拡大する戦争
松里公孝(東京大学) 

〈対 談〉
二〇二四年の世界と日本
田中 均(元外務審議官)× 佐橋 亮(東京大学) 

「ふたつの戦争」と米国の世界戦略
菅 英輝(九州大学名誉教授)

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┃特集 2┃ディストピア・ジャパン
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人間であることが困難な世界で
松村圭一郎(岡山大学)

〈インタビュー〉
反社会的で、善なるもの──いま小説を書くということ
桐野夏生(作家)、聞き手=前川仁之

〈インタビュー〉
入管はなぜ姉を同じ人間として扱ってくれなかったのか──ウィシュマさん死亡事件の真相を求めて
ワヨミ/ポールニマ、聞き手=伊藤詩織 

さよなら、ジャニーズ。さよなら、テレビ。──見えない再生の糸口
林 香里(東京大学) 

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◆注目記事
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宝塚の悲劇 何がカナリアを追いつめたのか
川崎賢子(文芸評論家)

大川原化工機「冤罪」事件の深層──警視庁公安部で何が
石原大史(NHK)

《新シリーズ》
〈スケッチ〉 カメレオン通り
多和田葉子(作家)